ちょっと黄色いんじゃない?黄疸?
一昨年人間ドックに行ったとき、診察して頂いた医師が私のお腹を見て一言言った。
Dr.「ちょっと黄色いんじゃない? 肝機能は今まで正常? 黄疸?」
あ~やっぱりねぇ~
Dr.「どれ、目を見せて、次、手のひら」
Dr.「目は黄色くないなぁ・・」
Dr.「何かしてる?」
「はい、ビタミンAを飲んでいます」
Dr.「何に効くの? ソレ?」
私は面倒だったので、「私アトピー性皮膚炎があるので飲んでいます」
Dr.「ふぅーん効くの?」
「はい、随分良くなりました」
Dr.「この黄色いのは、アレか、みかんなんか食べすぎたときに黄色くなる奴か?」
「そうですね」
Dr.「ふーん」
当時は持病の治療に一日相当量のビタミンAを摂っていて、顔も黄色く、手のひらも皮膚全体が黄色かった。
ビタミンAを飲んでいくうちにだんだん黄色くなったのだ。
飲んでいた私でさえぎょっとして、栄養療法のカウンセラーに問い合わせをしたほどだ。(ビタミンAの摂取量に対してたんぱく質摂取量が足りなくても黄色くなる)
ドックの担当医師が言ったように、薬剤などで肝臓がやられても、肌などが黄色くなる「黄疸」が出る。でも勿論肝機能も正常だったし、黄疸だったら目の白目までが黄色くなるけれど、それはない。
ビタミンAをせっせと飲んだお陰で持病も一時期快方に向かった。ビタミンAは、粘膜の全般、組織の再生や合成、勿論肌の再生などにも必要で使われる。
ビタミンAは細胞の分化に関わっているので、足りないと細胞分裂が上手くいかなくなったりする。上手くいかない、と言うことは、正常な細胞ではなく、それが進むと変化して組織までが変わってしまう。
その最たる病変がガン。分かりやすい症状にはに胃や腸の粘膜が上手く作られずに潰瘍などになる、目の網膜などの再生が出来ないのでドライアイになる、もっと足りなくなるのが進むと夜盲症になる、粘膜が弱るので、喉や鼻などの乾燥や違和感、花粉症などのアレルギーにかかりやすい・・・e.t.c.挙げたら沢山ある。
このようにビタミンAに限らず、病変があるとき、不足、または欠損した栄養素を大量に補うことで修復=回復する。
栄養療法で高濃度のサプリメントを大量に飲むのはこういう理由から。
しかもある程度の期間飲まなければ、細胞レベルでの正常な修復は出来ないし進まないのだ。
余談だが、一昨年人間ドックで「黄色いねぇ」と指摘した医師。診察する医師が常時5~6人いるのに、去年もまた同じ医師に当たり、実は全く同じ事を言われた・・・