日本では軽んじられている貧血
貧血といえばごく一般的な症状として捉えられている人が大半ではないでしょうか?
特に若い女性にありがちな症状。もしかしたら病気と捉えていないかもしれないですね。
けれど貧血は人間にとってあらゆる所にダメージや障害が起こることから、決して軽くみてはいけない立派な病気であるということを肝に銘じなければならないのです。
貧血はご存じの通り、血液検査でヘモグロビンの値、血清鉄の値、フェリチンの値で診断がつきます。
※フェリチンは血液データーの読み取りが難しく単体で検査した数値だけでは貧血かどうかわかりにくいところがあるのでデーター解析に熟知した栄養療法の医師にお願いするのをお勧めします。炎症や感染・脂肪肝などで容易に数値が変動します。
しかし現在の医療機関ではヘモグロビン値で診断する事が圧倒的で、しかも正常値、基準値の値が実に曖昧だということ、そして何より診断する医師が貧血に関しての知識が残念ながら乏しいと言わざるを得ないこと・・・
素人の私が生意気にもこう言ってしまうのはいささか気が引けてしまうけれど、もっと貧血に関する生化学的な診断をする事ができているなら、現代の日本人が苦しんでいるあらゆる病気も状態が変わってくると思っています。
自分は貧血ではないと思っている人が大半ではないだろうかと思うけれど、医療機関での検査で「貧血」といわれた時は、かなり進んだ状態の貧血と考えた方がよく、そうならないためにも正しい貧血の捉え方や予防の仕方、食事の重要性を改めて書いていきます。
貧血で起こる症状・・主なのもでもざっとこれだけあります。
- 頭痛
- 肩こり
- 湿疹が出来やすい・アトピー性皮膚炎になりやすい
- 風邪を引きやすい
- 立ちくらみ・めまい・耳鳴り
- 髪の毛がよく抜ける
- 年齢不相応な白髪
- 体をちょっと動かしただけで動悸・息切れ
- 喉の不快感・詰まったような感じ・食物が上手く飲み込めない
- 神経過敏
- 精神疾患
- むくみがある
- 下痢をしやすい
- 微熱が続く
- 注意力低下・イライラしやすい
- 吐き気がする
- 口内炎などになりやすい
- 歯茎からの出血
- 疲れやすい
- 冷え症
- 爪がスプーン状に反り返り、割れやすい
- 異食症(有名なのは氷をやたらと食べる)
- 肌が青白い・または黄色っぽくなる
- 食欲不振
これらの原因の1つに貧血が大きく関わっているとしたら、まず貧血を改善させるような治療をしていかなければ病態・症状はなかなか改善しないと言っても言いすぎではないのです。
また恐ろしいことに貧血が元で出ている症状なのに、たとえば動悸の症状から心臓病にされてしまったケースもあると聞いています。(貧血があることで心肥大もあり得るとか)
貧血、もっと知りましょう。重要なこととしてしっかり考えましょう。