ストレス時にたくさん使われる栄養素
ズバリ、タンパク質がストレスの時にたくさん使われる栄養素。
ストレスがかかったときに分泌されるホルモンの生成にもこのタンパク質が必要。
その他にもタンパク質は使われるから、十分なタンパク質がないとストレス時に分泌されるべきホルモンも生成されないことになります。
タンパク質の中でも一番消耗しやすいのは『グルタミン』注・グルタミン酸やグルタミン酸ナトリウムではない。
グルタミンはタンパク質がアミノ酸に分解された一種で、「体の中でも生成されるためきちんとした食事をしている限り、不足することはない」と今までの栄養学などでは言われてきました。
(グルタミン・・非必須または準必須アミノ酸と言われている)
グルタミンはアミノ酸の中でも一番体の中に存在し、特にその60%が筋肉に蓄えられています。
こんなに存在していて更に体の中で生成されるのだけれど、それでもストレスやその他不測の事態が起こると対応出来なくなってしまうのです。
つまり体内生成に限界があるということ。
その限界で足りなくなる分はやはり外から補給する必要性がある。食事からしっかりグルタミンを摂らなければならない、ということ。
グルタミンは動物性タンパク質に豊富に含まれている事からも、ストレスがかかったときにはタンパク質をたくさん摂る必要がある。
グルタミンが足りないと筋肉中のグルタミンを使うので、筋肉を壊して放出されて、つまり筋肉が痩せてしまうということ・・・。
ストレスがかかる→ストレスホルモンを生成して分泌する→グルタミンが大量に消費される→体内貯蔵量だけでは足りず、筋肉を壊してまで放出される→筋肉が衰える→体内の各種生体防御機能が衰える(免疫力の低下)・・・
こうなってはストレスがかかったことで全身にその影響が及んでしまいます。
ストレスがかかると病気になってしまうのも1つにはこの理由から・・・
ストレスがかかるとき、かかっているときやはりしっかり食べることが大切。
特にグルタミンに関わる動物性のタンパク質は私達が思っている以上に食べなければならないのです。