「キレる」構造を研究へ
文科省~毎日新聞ネット版より
おとといネット版の毎日新聞にこの記事が載った。
低血糖症の事や血糖値の変動がどんな影響を及ぼすかをご存じの方なら、この「キレる」という状態が原因だと言うことが理解出来るだろう。
文科省は今年度から5年計画で始めた脳科学研究戦略推進プログラムを拡充し、予算(今年度の)の17億円から倍増以上の重点投資をする予定だという。
毎日新聞ネット版8月19日より一部引用
引きこもりや「キレる若者」など対人関係の不適応が問題化していることを受け、文部科学省は来年度から、人間の社会行動やコミュニケーションに関係する脳の機能や構造を特定する研究に乗り出す方針を固めた。脳のある部位の変化や個人的特徴が、行動などにどのような影響を与えるかを示す指標を作り、問題行動や社会性障害の予防や治療につなげることを目指す。
17億円の倍額という事は34億円以上をかけて、文科省がテーマを設定し公募で研究者を選んでこの研究を進めていくというのだ。
脳のメカニズムが・・脳の機能や構造を特定する・・脳のある部位の変化や個人的特徴・・・などを研究し、行動などにどのように影響するのかとか問題行動や社会性障害の予防や治療につなげる事を目指す、と言う。
血糖値の変動が根底にある以上、脳のメカニズムや構造を調べて、どの程度解明できるのだろうか? 私は全くの素人だし、こんな事を書くのも勇気がいるが、例え解明されたとしても随分遠回りの様な気がしている。
「キレる」に血糖値の変動が関わっている!
以下のことは誤解のないように書くけれど、低血糖症の人がすべてこのような状態や症状になるのでは決してない事をまずお断りして読んで頂きたい。
低血糖症の人が感じている、気分の揺れ・不安感・恐怖感・イライラ・気分の落ち込み・うつうつとした気分・他人が怖い・人混みが怖い、苦手・などなど、すべて書ききれないがすべて血糖値の変動からくるものだ。
これらの症状はごく一部でまだあるし、体の不調も同時にある人もいる。(誤解のないように再度書くが、この低血糖症は人によって程度も様々、実に色々な症状を伴う)
そしてちょっとのことでキレて暴言を吐く・暴れる・物を投げる・壊す・人を傷つける・殺す・・
これらも悲しいけれど急激な血糖値の変動で起こる体内でのアドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾールなどの種々のホルモンが原因の多くに関わっている、というのは世界的には日本より認知されている。
特に食事との関係が深く砂糖やブドウ糖類のとりすぎ・精製された炭水化物(糖質)のとりすぎで野菜やたんぱく質となる(例・肉や魚・卵など)きちんとした食事を食べていない人に多く見られる、と言う食原性低血糖症が関わっている可能性も大きい。
また特に小さなトラブルを始め、ひいては犯罪を犯してしまう原因になりうる事も、ある部分事実だ。
文科省が「キレる」「引きこもり」を始め、「不眠症」「摂食障害」「うつの増加」を踏まえ「ストレス耐性」や「睡眠リズム」をつかさどる脳幹研究にも力を入れていくという。
勿論これらもすべて低血糖症と関わりがあるとは言い切れないが、決して無関係でないことも日本においての症例データーにあるはずだ。
低血糖症を研究している先生方々、実際に沢山の患者さんを診ていらっしゃる全国の医師の方々、是非この事を文科省のこの研究に生かして下さい!!
私の切なる祈りです!!