運動や汗をかくことでも起こるマグネシウム不足
昨日「必須金属元素」の事を少し書きました。
人間の体の中で思った以上に割合を占めている1つが、マグネシウム。体重70kg中25gと言うけれど微量元素のなかではカルシウム・カリウム・ナトリウムについで4番目に多いもの。
7月のマグネシウムに関する所でも書いたけれど、現代人は慢性的にマグネシウム不足であること、夏場にかく大量の汗・尿などに簡単に排出されてしまうのがマグネシウム。
精製された米・小麦・砂糖類・ジャンクフード・インスタント食品・カフェインやアルコール・添加物・医薬品・ストレスなどなど挙げればまだあるけれど、これらの摂取などでも大量にそしていとも簡単に欠乏または排出されてしまいます。
サッカー選手が心臓発作で急死のニュース
スペインのサッカーチーム、エスパニョールの主将・ダニ・ハルケが26歳で心臓発作のため急死した、とネットニュースで見ました。
日本人選手、中村俊輔氏が所属するチームだとか。
以前にも他のサッカーチームの選手がやはり心臓関連で急死しているらしく、国際サッカー連盟(FIFA)らが検査などを強化する、といっているそうです。
私はたまにサッカーの試合を見るだけで、チーム名とか選手名など大して知っているわけではないけれど結構ハードなスポーツなのは見ていれば分かります。
広いフィールドの中を1試合中少なくとも14,5キロメートルも走っているそうで、それだけでも体力を消耗するだけでなく、大量の汗と共に出ていってしまうミネラルも相当なのだろうと思います。
よく選手達がスポーツドリンクを合間に飲んでいるのがテレビでも映し出されるけれど、まさか我々が飲んでいるのと同じようなものではないでしょう。
もしかしたら個々の選手の状態に応じてスペシャルドリンクとしてビタミンやミネラルが調合されているのではないか?と思っているけれど・・・本当の所はどうでしょう?
スポーツ選手が急死するというのは時々ある、と記憶している。
私の知っている限り、心臓関係が多いように思う。普段から心臓やその他にトラブルがあった、とされる選手ではなく、原因不明の心臓トラブルだったと思う。
もしかしたらマグネシウムの急激な不足が原因かも知れないと思っています。
もちろん私は素人だし、先月読んだマグネシウムの本が興味深かったため、そう感じてしまっているだけかも知れないですけれど。
けれど急激なマグネシウム不足が筋肉の痙攣や麻痺を起こすのは明確だし、もちろん心臓疾患など心臓に関わるトラブルもマグネシウムが深く関わっています。
筋肉の痙攣・麻痺などがスポーツ選手に多いことだとすれば、心臓の事も例外ではないはず。
心臓の検査も大事だけれど、マグネシウムをはじめとするミネラルの補給を練習中や試合中、その前後にたっぷり補給することで予防や回避が出来るかも知れない。
これだけ重要なマグネシウムの働きが実は意外に知られていないという現実を考えれば、もっとマグネシウムをはじめとするミネラルのことも研究して取り入れて欲しいと思う。何より大切な人の命が関わっているのだから。
☆先月ご紹介した本だが、心臓発作などの際、マグネシウムが入った点滴をして程なく回復した、という記述があるのでご興味のある方はお読み下さい。