早弁ならぬ早いごはんがいいわけ
昨日は午後から出かける時間を間違えていつもより早くお昼ごはんを食べました。
空腹感が強くならない時間帯に食べたのでその後の体がすごく楽だったのです。
普段は朝ごはんからもっと時間が空いているのですが、
コレって実はよくない・・
空腹時間はなるべく空けない方がいいのです。
空腹時間が空けば空くほど私達の体は血糖値を維持しようとがんばっちゃうのです。
血糖値を下げないように維持するため色々なホルモンが出ます。
血糖を維持するのは必要なことなのですが、言わば緊急措置的な状態。
ヒトにとって空腹時間が長いのは体にもメンタルにも負担なのです。
お腹空かないから、とかお腹空いても大丈夫、と思っているのはカラダの声を無視しているのかも。
食事して2~3時すると血糖値は緩やかに下がってきます。
下がり方も緩やかな人もいれば乱高下して急激に下がったりと色々・・
だいたい4時間位で食事前の血糖値に戻る、とされてますがその時間はやはり個人差があります。
ただ空けば空くほど負担が掛かるのは確か。
気がつかないのは意識がないだけなのかも。
血糖を下げるホルモンはインシュリンただ1つ
血糖を上げるホルモンは複数存在します。
体の防御作用(生命維持のため)で大事なのですがこれが不調の原因にもなります。
・成長ホルモン
・副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)
・副腎髄質ホルモン
(カテコールアミン=アドレナリン・ ノルアドレナリン)
・甲状腺ホルモン
・グルカゴン など
夜間低血糖が怖い
乱れるとホルモンの作用で体やメンタルに不調がでやすくなります。
昼間に空腹時間が長いと低血糖状態になっているのですが、これが血糖値を乱れやすくする原因にもなります。
例えば肩こり、頭痛、めまい、倦怠感、甘いものが無性に食べたくなる、甘いものへの渇望が強くなったりします。
メンタル面では怒りっぽくなる、イライラ する、喜怒哀楽が激しい、気分が落ち込む、泣きたくなるなどなど。
実にネガティブな感情のオンパレード。
そして昼間の血糖値の不安定さは夜寝ている間にも起こりやすくなります。
夜間低血糖です。
夜間低血糖というのは絶食状態の寝ている間に血糖が通常よりも下がってしまう状態をいいます。
私達の体は空腹時でも血糖値が大体一定になるようになっているのですが、人によって血糖を維持出来ずに下がりすぎてしまう人がいるのです。
これが 【夜間低血糖】とよばれるものです。
眠り浅い、トイレに何度も起きる、怖い夢をみる、歯ぎしり、食いしばり、肩こり、頭痛・・
挙げればきりがないです。
中には金縛りが起こったり、幽霊や悪霊を見た、なんて人も・・
丑三つ時に幽霊やお化けのたぐいが出る、というのと同じです。
ちょうど午前2時とか3時とかにこういうのが多い・・
その時間帯、最も血糖値が下がっている時間帯なのです。
血糖値って実に様々なことを引き起こします。
もちろん体にもメンタルにもダメージが出ます。
そして朝、食欲がない、食べたくない、胃がもたれている、という人の中には実は夜間低血糖があるかもしれないのです。
このところ調子が悪い、と思ったとき夜間低血糖が起きやすい状況にないか生活時間、特に食事時間と空腹時間を振り返ってみてください。
補食が大事
血糖値を維持するのに空腹時間を空けることがよくないので昨日は
出先から帰る前に居酒屋さんに入って食べたのがこちら。
少量の(人によって量は違います)糖質とタンパク質のもの。
焼きおにぎりとだし巻きたまごを食べました。
コレを食べるのと食べないのとでは体の疲れもイライラなどのメンタルも全然違います。
是非甘くない補食をしてみてください。