甘い物は・・・
甘い物が無性に食べたくなる、甘い物を食べ出したら止まらない、
我慢できない・・・
血糖調節異常=低血糖症の人は特に経験する事が多いと思う。
このような症状は、血糖値が下がってしまい、低血糖状態になってしまった時、自律神経が不調で食欲中枢が正常に働かない時の目安になる。
ある患者さんは白砂糖2キロを1日で食べた・・・つまり1キロ入りの袋を2つ。考えただけでも気持ち悪くなるほどの量の砂糖を食べたと言う。甘い物を食べたいという衝動を抑えられなくなってしまったのだ。
人間の体は元来、甘い物を求める様に出来ている。生まれたばかりの赤ちゃんも生命の維持に本能的に味を識別できる能力が備わっている。生まれて最初に飲む母乳はほんのり甘みがあるように出来ていて、「これは飲んでも大丈夫なものだ」とその甘みを認識した上で飲んでいるという。
生命に危険のある味として、苦い物(毒の可能性のある味)・酸っぱい物(腐敗のある可能性のある味)として本能的に受け付けないと言う。
月齢や年齢が進むと味覚の発達と共に、苦い物も酸っぱい物も大きくなれば、美味しいと感じたり、食べたり飲んだり出来るが、小さい子どもがこれらの味のする食物を嫌ったり、食べられないのはごく自然な事なのと言う。
例えば、苦い物として子どもの嫌いな野菜の上位に上がるピーマン、酸っぱい物の代表、酢の物などは余り好んで食べないのはこういった理由。