バランスの崩れた食事(一例・オーストラリアの食)
以前2年程だったが、私はオーストラリアに暮らしていた。アメリカの食事とは違うかも知れないけれど、共通点や身体に良くない食事のイメージとしては分かりやすいのではないかと思うので書いてみる。
その国の食事事情はスーパーの品揃えを見ればよく分かる。
肉が主食だから、量も種類も日本の比ではない。肉は大概、固まりで1キロは小さい方、2キロ、3キロというサイズで売っている。(余談だが、ニュージーランドでは羊の肉は、骨付きで半身、ゴロンとスーパーに並んでいるのもある・・・)
日本のように薄切りにスライスしたパックや少量のパック(500~300g以下入り)は存在しない。牛乳も(記憶が薄れているが)2L以上のボトルが主流。4Lなんて物もある。500ccとかはやっぱりなかった。
チーズも勿論固まりで売っている。バターも1キロ単位で普通に売られている。
甘く味付けしたヨーグルト(大半が各種フルーツ入り)もカスタードクリーム(単体で)も、1L、2L入りで・・・
アイスはバケツに入っている物もある・・・
甘い物はとことん甘い・・・チョコレートクリームやホイップ、ジャム類も豊富。
スーパーの巨大なカートにそれらを山積みにして買っていく・・・
やっぱり体格ではかなわない訳だ・・・と恐れ入った次第。
私が知っている限り、人によるだろうけれど、たんぱく質の殆どを肉でとり、油で揚げたポテト、砂糖たっぷりのクリームを添えたケーキなどのデザート類などをかなりの量食べている。野菜も日本人に比べれば結構食べているが、肉の比率からいくと、足りない。
レストランで食事をするとよく分かる。注文に気を付けないと、すべて食べきれない程の量が出てくる。
日本の量の2倍、時には3倍出てくる。
コーラや砂糖の入った清涼飲料水も日本と同様、種類が豊富な上、一本あたりの量が多い。果物もよくとる。(果糖も侮ってはいけない。とりすぎは脂肪になる)
幼稚園などを含む子ども達の学校では午前中に「リセス」と言うスナックタイムがあり、自宅から持って来たお菓子や果物を食べていいことになっている・・・・大人は仕事中も適当につまんでいる・・・
たんぱく質に限らず、脂肪や糖質のとりすぎは明らかだ。オーストラリア人の肥満はアメリカと同様かなり深刻だ。
死因もアメリカと同様、心臓疾患やガンが増えている、と言う。続く・・