86でも元気よ!
このところ伯母と何度か電話している、私の母の姉。もう少しで87歳になります。
つまり妹である私の母の方が先に逝ってしまったのですよ。
この伯母は、以前からまぁ元気な人。
さばさばしているし、気持ちも温かい・・
「いやぁ~、ちょっと忙しくてねぇ。婦人会で味噌の仕込みがあって」地域の婦人会で季節に合わせて、色々名物を手作りして売っているらしい。
「だいぶ足下も危なくなってきたけれど、毎日歩いて婦人会行ってきたよー」
夜ご飯は、芋を蒸して食べた
伯母「もうねぇ~年取ると作るのが面倒でねぇ。こんばんはさつまいもを
蒸して食べたよー」
「えっ、それだけ?それご飯じゃないから。おばちゃん、少しでいいから、
納豆とか、ゆで卵とか一緒に食べてよ」
伯母「そうなんだけれどねぇー。今日は芋だけ」
「でもね、食事はいくつになっても大事よ・・年取っても肉とか魚も食べないとだめみたいよ」
伯母「そうなんだってねぇ~ 食事はいくつになっても大事だわ!明日からはちゃんと食べるよぉ」
「そうよ食べないと病気になっちゃうからね。食べてね」
年をとらなくったって、食事を作るのが面倒と言うことはいくらでもある。
作り手が食欲がなくとも、メニューが浮かんでこなくても、家族のために作る。
「一人だとねぇ、なんか作るのいやになっちゃうのよね・・」
この気持ち、よく分かる。
けれど生きていくのに、体に、必要な食べ物は毎日供給しないといけない。食べだめができないから。
「肉が食べたいのよ」
毎日の食事はバランスよく食べなければならないし、これは、老若男女必要。
年をとったから、肉や魚は食べない、食べる必要かない、は大きな間違い。
人間の体は若かろうが年をとろうが、必要な栄養は摂らなければならないのです。
女優沢村貞子さんが書かれたのだったか、マネージャの方が書かれた本だったか(題名も忘れてしまった)の中に、家に来ていた家政婦さんに「ねぇ、私、肉が食べたいのよ。」と言う下りがあります。
家政婦さんは「お年を召したら肉は食べない方がいいんです」
と主張して譲らない。体のために年をとったら食べない方がいいという。
確かこの家政婦さん栄養士の資格も持っていたような・・・
結局、沢村貞子さんはこの家政婦を首にして、食べたいときに食べたい肉を召し上がったそうです。
年をとると食欲も落ちるけれど、だからといって食べないとますます消化能力などが落ちてしまいます。
食べたいものは、沢村貞子さんのように特にタンパク質系は食べた方がいいのです。
心身共に健やかに過ごしたいなら、肉や魚以外にも、年をとっても体のために、ビタミン、ミネラルなどもしっかり食べなければならないのです。