ビタミンB群の話(ビタミンB6) 4-6

参考著書 マイケル・レッサー著

    「栄養・ビタミン療法」

     栄養による精神的健康の改善 より

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夢を見ないこととビタミンB6(ピリドキシン)の関係

あなたは夢をどのくらい見ますか?

・いくつも見る

・見た夢ははっきり覚えている

・恐い夢ばかり見る

・夢は1つか2つくらいしか見ない、または覚えていない

・夢は全く見ない

低血糖症の人は夢を沢山見る、しかも恐い夢を見る、と言われている。

朝起きて夢は1つくらい覚えているくらいがよい、とされている。

アドレナリン、ノルアドレナリンの分泌を抑えるためにビタミンB6とマグネシウムの摂取がこれらのホルモンを抑制するセロトニンの生成を助けるそうだ。

ところがビタミンB6が足りなくなると、「夢を全く見ない」らしい。

以下は、「栄養・ビタミン療法」の本から一部引用するが、文中のB6摂取量はあくまで専門医の処方によるものなので、素人判断で勝手に飲んでしまったり、増量して飲んでしまわないようにして頂きたい。

「あなたは夜、夢を見ますか?」と私はたずねた。

「夢をみた最後はいつだったか、覚えていません」と彼女は答えた。

中略

私はサンドラに「あなたがラボ・テストを受けたらすぐに、この亜鉛溶液を1日6滴と、1日2回100mgのB6を食事といっしょにとってもらいたい。そうすれば夢を見るでしょう」と告げ、次のように教えた。「もし三晩過ぎても夢を見ず、朝になって夢を覚えていないのであれば、B6を倍にして1日2回各200mgにしなさい。もし量を増やして三晩過ぎても、なお夢を見なければもっと指示しますので電話してください」と言った。

ピリドキシンの大量投与は、どんな人にも夢を見る刺激となるであろう。習慣的に夢を見ない、あるいは夢を覚えておくことが出来ない人は、十分なB6と亜鉛によって、正常に夢を見ることが出来るようになる。

文中に登場するサンドラは、3時間~4時間ごとに数分間立ったまま寝てしまうと言う突然の睡眠発作があり、これは原因不明のてんかん様状態、ナルコレプシーの症状でもあり、同時に腹痛、疲労、ひどい情緒不安定・動揺、低血糖症が認められていた。とある。

話がちょっとそれるが、サンドラは亜鉛の欠乏もあったようで、指の爪に白い点が一杯あったらしい。

亜鉛欠乏があると爪の全体に白いがさがさした斑点状の傷のようなものが出る。

ビタミンB6(ピリドキシン)不足で起こる症状

・てんかん様症状

・ヒステリック

・爆発的、情緒不安定、動揺が激しいうつ

・他人を避ける傾向にある(時に引きこもり様症状、人との関わりが出来にくいなど)

・鉄欠乏性の貧血

・低血糖症

・頭痛

・めまい

・興奮

・集中できない

・極度の無気力

・むくみ

・特に朝の吐き気

・不眠

・PMS(女性ホルモンのエストロゲンによってビタミンB6の必要性が増大するので、欠乏しやすい)

これらの服用には何度も書いているけれど、専門医の指導の元行うように。ビタミンB6の大量摂取には、マグネシウムも一緒にとるなどが必須になってくるので、必ず医師の指示に従うこと。
また栄養素単体での摂取は大変危険なので避けること。

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てすとてすと

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