ただのダイエット本にあらず!!
昨日ご紹介した新聞の記事の引用に使わせて頂いた溝口先生のブログに『世界一の美女になれるダイエット』という本が紹介されていました。
美女にダイエットというと女性だけが読めばいい本のように思うけれど、全くの間違い!!人間である以上読むべし!
この本は相当の優れものです。
カロリーだけの食事を否定し、美しく痩せるための食事には良質のタンパク質、油(オメガ3やオメガ6)が不可欠とはっきり書かれていて、白い食べものは完全に否定。
今までの間違ったダイエットを否定し、科学的に痩せやすい体、美しい体になるためには食事がまず大事とはっきり書いてあります。
血糖値の事が頻繁に出てくる
きれいを保つ、美しくなるのに食事がどんなに大切か、美しくなる事と健康な事は深い関係にあることを実に分かりやすく書いてあります。
タイトルの一部を拾うと
- 肌はあなたの内臓そのものよ。
- 冷えた女性に美女はいないわね。
- 食べなさすぎる日本女性が心配だわ。
- 老化の敵は酸化だけじゃない。「炎症」も覚えておいて。
- 食事は心の健康にも欠かせない。
タイトルだけでも魅力的。
もっとも感心したのは食事の仕方や食べるものが血糖値を上げ下げし、それが美しくなるためやダイエットの邪魔になり、老化に結びつくと書かれていること。
低血糖症の人にも参考になる本だと思います。
女性としての美しさの追求ではなく、人として健康で美しく、そしてそれを保つためのノウハウが詰まっている。この本で書かれていることは栄養療法にも通じます。
そもそも栄養療法は人間の体が健康に保たれるために体にとって、必要で重要な栄養をどのようにどれだけ摂っていくかを追求した学問を元にした治療法です。
今までのダイエット本にはなかったアプローチで、この著者は実に体の事、食べ物の事を研究しています。
ここまで書けるのには相当の専門知識が必要、と思って経歴を見て納得。
大学に於いて健康衛生科学という分野を学び、栄養士、オーストラリア伝統的医薬学会にも所属しています。
著者はミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントとして2006年のミス・ユニバース世界大会2位の知花くらら、2007年同大会1位の森理世を直接指導した一人です。
すでに12年の日本在住歴があり、日本の状態を熟知して書かれていて、日本人に足りない物、注意することなど現実に即した本ですね。
多分人間の体の仕組みを知るために生化学も学んでいるのだと思います。
世界一の美女になるための努力はすべての人の健康に繋がる。
美しさ=正しい食事=健康
とても分かりやすく特に女性にとっては気になる興味深い内容も満載なので是非手にとってご覧になって下さい。
世界一の美女になるダイエット エリカ・アンギャル著