低血糖症の人はパンがお好き?
低血糖症(血糖調節異常)の人にパン好きが多いです。
もちろん麺類・ご飯類の炭水化物(糖質)系。
このブログでも繰り返し書いているけれど、低血糖症の人は精製された炭水化物(糖質)を極力食べないようにする事が治療の第一歩。
なぜ炭水化物(糖質)、とりわけ精製された炭水化物(糖質)がいけないのか?
炭水化物(糖質)は食べてから100%糖質に変化し、血糖値を上げるからです。
血糖値の調節に問題のない人ならば、多めに摂った炭水化物(糖質)が血糖値を上げても、膵臓から適度なインシュリンが分泌されて血中の血糖をコントロールして安定させることが可能。
けれど日々炭水化物(糖質)の多い食事で体に必要な他の栄養を十分摂っていない、アルコール・カフェイン・もちろん甘い物に含まれてもいる砂糖の摂りすぎ、また不摂生、ストレス、アレルギーなどでその機能が上手く働かなくなっていると心身共に不調が出てしまうのはご存じの通り。
インシュリンの分泌が過剰だったり、逆に少なすぎたり、安定しなかったりする大きな原因の1つが炭水化物(糖質)の摂りすぎです。
人間が穀類を食べ出してからの歴史とその穀類を精製して食べ出した年月が浅く、本来精製された炭水化物を大量に処理できない人間本来の体の仕組みだということを忘れてはならないのです。
パンは食べやすく美味しいからついつい食べすぎる人もいるでしょう。
低血糖症の人の中にはパンが大好き、ケーキやスイーツには目がない、という人が多いからです。
ずっしり重いパン
パンが好きな理由に、ふわふわ、もちもち、やわらかいというような食感を上げる人が多い。
フランスパンのように口の中をケガしそうなくらいパリパリでかなりの噛み応えのあるパンは美味しくとも敬遠されがち。日本人向け、といってソフトタイプのフランスパンがある位です。
今日の写真のパン。海外ではスーパーなど、どこでも売っているパン。
手前の茶色いのは多分ライ麦粉(サワー種)全粒粉を使ったもの。
両方ともずっしりと重く一本長さ25cm×高さ5cm×幅5cm位の長さだけれど、重さが650gある。
日本の標準的な食パン一斤が340g前後だから重さは倍以上ある。
食感は日本の食パンに比べると生地の密度が高く、固く噛み応えがある。香ばしくやや酸味のある味でちょっとしっとりしたパン。
チーズをのせて食べたり、ハム出来ればローストビーフなども合いそう。
片方のパンはやはり全粒粉を使っているようですが、色が薄い事も考えると白い小麦粉も混ぜているようです。
茶色い方に比べると密度は低くややぽろぽろしたパン。白く見えるのは押麦状の麦を(何の麦かは分からない)細かくしたものを練り込んである感じで、写真ではよく見えないですが、パンのトップには押し麦トッピングされています。
味は日本でもあるような全粒粉のパンに近いが麦を細かくしたものが入っているので、ふわふわのパンを食べ慣れている人にはざらっとしたような感じがするかも知れない。
こちらも噛み応えがあり茶色いパン同様噛めば噛むほど味わいがある。
一枚の厚みが約8ミリから1センチ近くあるがこの小さなパンをおかずと共2,3枚よく噛んで食べればかなりの満腹感があり、お腹のもちもいいです。