副題ー今日からすぐに実践できるメンタルケアのための栄養レッスン
偶然見つけた本
花の東京・銀座にどうしても行って見たくて朝早くから繰り出しました。
銀座の朝はやや遅くウィンドーショッピングをするにはちょっと早かった・・
仕方ないから時間つぶしの為、近くの大きな本屋さんに入りました。
やっぱり自然に足が向かってしまうのが「くだらない本」があるところ・・・
本屋さんによって品揃えや売れ筋が違うので、思いがけず興味深い本に出会うので、これがあるかも知れない、と期待して巡るのは何とも楽しいものです。
で、見つけました。
精神科医の栄養療法―今日からすぐに実践できるメンタルケアのための栄養レッスン
タイトルだけが目に入り、おおっ~日本もこういう事を言い始める人が出てきたか!!と期待して見たら、時々このブログでも書かせて頂いている、栄養療法医の溝口徹先生のお名前が・・・
はて、先生の新刊本は6月発売のはずだけれど・・・と確認したら、同クリニックで精神科医をされている佐藤安紀子先生著でした。
溝口先生は監修をされている。
迷わず購入。(正式な出版日は明日付だったけれど・・・)
低血糖症の人が、コンビニ食をどう生かすか?
まず、大変分かりやすく読みやすい、というのをお伝えします。
「栄養は心の病にも影響する」とはっきり書かれ、甘いものへの正しい認識が分かりやすく書かれています。
私も何度も書いているけれど、体調不良を立て直すには、「薬」ではないこと。日々の食事をバランスよく食べ、尚かつタンパク質を多めに、いかに摂りすぎの糖質・糖類を避けるかが基本になります。
けれど外食をどうしてもしなければならない状況にある人やコンビニでできあいのお総菜を食べることが多い人などにも的確なチョイスの仕方や食べ方、一手間加えて食べる方法など今までになかった事が満載。
病気の特徴や精神面での不調なども分かりやすいメカニズムで説明されていて精神科医としての視点で詳しく書いてあるのも新しい発見でした。
世の精神科医の先生方がこういう視点で栄養を重視して治療にあたってくれたら、どれだけの人が助かるだろうか??と思わざるを得ませんでした。
是非精神科医の皆さんにもご推薦したい。
またどうしても甘いものを摂らないと辛いという治療初期の人などのために、正しいスィーツの紹介があります。
甘いものを悪いと分かっていながらなかなか絶てない人の為に工夫したレシピなども載っています。
またスイーツだけでなく、簡単でタンパク質もしっかり摂れるレシピも載っているので「栄養療法はしたいけれど、どうやって食べればいいか分からない」という方は是非参考になる一冊だと思います。
出版されて約一週間。帰宅してから本の販売のサイトで確認した時には在庫がわずかにあったのだけれど、今は入荷待ちのようです。
街の本屋さんにはまだあるかも知れない。
新しい視点から書かれた本で大変興味深かったのでご紹介。