ナトリウム欠乏
日本人は食事からとる塩が多いので、普通の食事をしている限り、ナトリウム欠乏にはならないとされています。
しかし暑い中、炎天下での重労働、激しいスポーツ、発熱後など大量の汗をかいた時、おう吐や下痢が続いた時、水分と共にミネラルも失ったときは、注意が必要です。
これは大分一般的に認識されてきたことだけれど、急激にナトリウムが失われたときは更に注意が必要です。
《例》
・急激に失われたとき
・倦怠・めまい・失神・無欲・筋肉のけいれん
・緩やかに失われたとき
・軽い脱力感・吐き気
・長期にわたっての欠乏
・消化液の分泌減退(特に胃液)・倦怠感・精神不安
血糖調節異常=低血糖症の人のナトリウム補給法
汗を大量にかいたり、発熱、おう吐、下痢などの時は、私も子ども達もスポーツドリンクをためらわず飲んでいました。
(まずいと重いながらも・・)
特に発熱時は脱水が恐くて水分はよくとらせたし、その頃からスポーツドリンクが店頭にもよく並ぶようになっていたので買いに走って飲ませていたことも。
私の子どもは中学時代運動系部活動に入っていたので、学校側が大きなタンクに水で薄めた物を頻繁に飲んでいたといいます。
原液のまま飲むと成分が濃すぎるとの担当教諭の判断から(それなりの知識があって指導されていたと思われます)メーカーによっては、個人で買って飲むときも濃すぎるので気をつけて飲むようにいわれていたとか。
(水で薄めると電解質のバランスは崩れる事を考えると水に塩入れるのでいいのかも)
血糖値が変動してはいけない低血糖症の人にとって、ブドウ糖などがしっかり入っているスポーツドリンクを飲むわけにいきません。
先日、紹介した「海洋深層水」もミネラルが豊富でいいけれど、
手軽に出来る方法が昨日紹介の本にも出ていたので、参考までにご紹介します。
1リットルの水に対して3g以下の濃度で塩を溶かすといいそうです。
手元にないとき、水をそのまま飲むよりは(緊急の時は特に)この方が手っ取り早いかも知れないですけれど。