ビタバァーレ

ビタミンB強化

『ビタバァーレ』と聞いてピンと来る方は、私と同年代、中年以上かも知れない。

戦中兵士が白米を食べたことによって、ビタミンB1不足となり、脚気となってばたばた亡くなった・・・戦後、食糧不足で栄養が足りず、脚気が増えたらしい。

これは歴史をよく調べると分かるらしいのだけれど、『軍隊に行けば白い米が食える!』と言って農村地帯や貧しい家庭の青少年を徴兵したそうだ。

庶民にとってのあこがれだった白米。こればかりを食べているとビタミンB1不足になってしまい、脚気を招き、最悪死に至る。

上等兵ほど白米の支給が多かった、との記述もある。(白い米のほかに戦時中も貴重だった、砂糖も大量に備蓄していて、兵士は食べたという。尚更病人が出て死亡した、と言うのは案外知られていず、私自身も驚いた)

「砂糖は体も心も狂わせる」より

未だに健康診断に行くと膝っ小僧をゴムのような柔らかい樹脂で出来たハンマー状の物で軽く叩かれる。ビタミンB1欠乏でないと叩かれた膝はわずかに反応して、足先が持ち上がる・・・

脚気がないから、大丈夫 ! とばかりは言っていられない。脚気が出てしまうのは、かなり重篤なビタミンB1不足で死に近いレベル。現代人にとって病気になっていないから、自覚症状がないから、「栄養は足りている」と言うのあまりに過信しすぎていると思う。

ましてやだるい、疲れやすい、疲れが取れない、などの症状がある人は一度ビタミンB群の不足を疑うべきだ。

白米を食べている人、砂糖などの糖類を沢山とっている人(全食品中の摂取量が一日ティースプーン約5杯分20g以上)炭水化物を沢山とっている人は断然不足している、と考えるべき。【・缶コーヒー1本=約30g ・清涼飲料1本約30g~40gとも いずれも350ml缶 】であっさり一日量を超える。

炭水化物を分解してエネルギーにかえるのに大量のビタミンB群が消費されることから、とりすぎない方がいい訳だ。

私が小さい頃、米の中に黄色みがかった麦が混ぜられていて、米を注文するとき「強化米お願いします」と言うとお米屋さんが混ぜた物を配達してくれていた。

これがビタバァーレ・ビタミンB強化米。

母親は「脚気になったら大変だからね」と言っていた。栄養状態も回復してくる中、ビタミン強化米はすっかり聞かなくなったし見なくなった。

我が家の米は、以前も書いたけれど、今も発芽玄米をベースに米粒麦、押し麦を入れた物を食べている。先日生協の店舗に行ったらビタバァーレを売ってたので、買ってきた。

我が子が離れて暮らすようになって、白米に戻るかも知れない、と期待していた配偶者はがっかりしているが、自宅を離れた当の本人は、白米を食べている・・・何とも皮肉だけれど・・・

ちょっとの工夫で体調が違ってくるはず。麦を米に混ぜて炊くのも一つの工夫。

健康のためにビタバァーレを使ってみませんか?

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てすとてすと

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