ある医師との話・・その2 麻酔医が足りない・・・

ある皮膚科医との話・・麻酔医が足りない・・・

所用で留守にした間に、知り合いの皮膚科医と話す機会に恵まれた。短時間ながら興味深い話が出来た。

その医師の方は医師が余っている時代に医学を学び、医師となった方だ。けれどこの頃厚生労働省は医師不足に危機感をもち医師を増やす計画と新聞などで報道されている。

医師不足は産婦人科、小児科、地方医療機関e.t.c.で聞かれる。

その中でも麻酔医が圧倒的に不足しているので、外科手術が出来にくい状態が続いていて深刻だ、とこの医師から聞いた。

かつては手術を行っていた病院でも麻酔医が辞めてしまったりして、立ちゆかない、と言う。

何故こんな事になってしまったのかと言うと1つには「医療訴訟」があるという。

そもそも麻酔は救急で運ばれてきた患者にすぐ手術が出来るよう、一般の外科医でも麻酔が出来るように医学部で学んでいるそうだ。だから医師である以上、麻酔を施して処置が出来ると言う。

けれどそう言う状態に関わらず、一般医師が麻酔をした手術が何かのトラブルがあって訴訟になった場合、必ず裁判で負けるのだという。

「麻酔医でもない医師が麻酔をした手術の結果の事故、あなたは無資格で麻酔を行ったから有罪」になるという。

考えれば変なことで、これで有罪になってしまった医師は勿論医師としての職を失う・・・これが今の裁判だとも・・

例え麻酔医だとしても、トラブルになって訴訟になれば有罪にもなるし、病院で行う手術全部を麻酔医が担当するとなると、昼夜を問わずの勤務が続いて激務のためもしかしたらあってはならない事故にも繋がる・・

「こんなのだったら医師は誰も麻酔はかけないし、まして麻酔医だって自分の体が持たないから辞めちゃうよね」

素人の私でも分かる、麻酔医が足りない理由でした。

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