生理が止まっても大丈夫と言う考え方-私がマクロビを勧めない訳 5-9

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生理が止まるという異常事態

有経の女性にとって、生理不順、生理が止まる、何ヶ月も1年、2年もないというのは非常事態であり異常事態です。

生理が止まってしまう理由は色々あます。

強いストレス・貧血・思春期における発達途中による不順・過激なダイエットによる栄養欠損、間違った食生活による栄養欠損も当然含まれます。

ホルモン異常、子宮や卵巣などの機能の異常を伴うけれど、栄養に関する影響が実は非常に大きい。

何故なら子宮の内膜の形成・ホルモンの生成と分泌・卵巣の成熟と排卵などなど、それらの機能に関わる事すべてに栄養が関係しているのです。

一番必要な栄養素はここでもタンパク質。内膜・血液・ホルモン等々の形成にはその材料であるタンパク質が不足していては、正常に形成・分泌はされないのです。

マクロビ開始後、生理が止まることがある・・・

私の知り合いで栄養療法のカウンセラーをしていらっしゃる方がいてその方の担当患者さんの中にマクロビに取り組んで体調が悪くなったり、生理が止まってしまったままの方がいらしたといいます。

栄養療法に取り組みだして止まっていた生理が再開したという人はたくさんいるけれど、止まった人はいない。栄養が体に入っていくことで、本来の体の機能が再び正常に働き出すから。

つまり正常な体の機能にはタンパク質やビタミン、ミネラル類という材料が必要です。

私はマクロビの本をわずか2冊だけだけれど、読んだ両方に「マクロビを始めてから生理が止まる人がいる」という記述を見て非常に驚いきました。

以下、一部を引用する。

月経で苦しんでいる人の場合、標準食を始めると、一時的に生理がストップすることがあります。でも、心配しないでください。数ヶ月するとちゃんと生理が始まります。しかも、それは順調なサイクルになるのです。生理痛のひどい人の場合は大体が二、三ヵ月で痛みが消えていきます。

女性の体にとって、食事の陰陽は特に重要なのです。

ですから、標準食をこころがけていけば自然にバランスが取れるようになり、健康になっていくということです。
『久司道夫のマクロビオティック入門編』久司道夫著より引用

女性で生理が止まるのも、3ヵ月から半年くらい。それ以上かかる人もいますが、半年以上かかるようでしたら、食事が陽性すぎないか気を付ける必要があります。調理法や素材のバランスを学んで下さい。特に満月の前には塩気を減らすこと。

また、もし今まで長く薬品による治療などをしてきた方は、引用のバランスがとれた食事をしていても、1~2年、痩せたままだったり、生理が止まることがあります。薬品は食品より強い陰か陽性なので、その余剰は、食べ物より排出に時間がかかるのです。

『本当は怖い低血糖症 マクロビオティックで現代の病を治す』奥津典子著より引用

栄養療法で摂る栄養の筆頭にタンパク質がある、と書いたけれど肉も魚も卵、乳製品、豆類などが入るのはご存じの通り。

けれどマクロビでは肉を中心に卵も乳製品も極陽性のため、摂らないか摂ってもごく少量、陰性の食材と一緒に食べる、とされている。極陽性の食材をとると陰陽のバランスが崩れて具合が悪くなる、というのです。

全く反対とも言える食事方法。

けれど何ヶ月も生理が止まってしまうというのは、人間の体にとって非常にダメージがあるのを知って欲しい。「いずれ元に戻る」、「また始まるから大丈夫」という単純なものではない・・

ホルモンの分泌や働きは私達が思っている以上に非常に繊細で多岐に渡って子宮や卵巣だけでなく機能し影響しているからだ。

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てすとてすと

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