『3才のADHD傾向のある子どもに見られる特徴』よりびっくりした『1才から飲める胃酸抑制剤』の話!!②/②

①はこちら
http://msgordon-mama.com/post-10879-10879

本当に胃酸過多なのか?

胃酸抑制剤(プロトンポンプ阻害剤・PPI)は文字通り胃酸を抑制=胃酸の出を抑える薬です。


多すぎる胃酸を出なくする薬としても処方されています。


では、本当に胃酸が多いのでしょうか?

胃酸の出具合を検査した上で胃酸抑制剤が処方されているのでしょうか?


医療機関で胃酸の分泌具合をきちんと検査した上で抑制剤が処方されているというのはごくごく少ないといいます。

通常は症状を聞いたり胃の粘膜の状態を診たりしての処方ですが、肝心の出具合は大半は検査しないとのこと。


実は日本人の大半の人が胃酸過多どころか胃酸の分泌が少ない民族として知られています。

胃酸の分泌が少ないのに胃酸抑制剤を飲んだら?

胃酸抑制剤は日中の胃酸分泌を70-80%抑制することが分かっていて、理論的には分泌を完全に止めることができるといいます。

胃酸を 70-80% 出なくする、または完全に出なくする・・・


では、食物の消化はどうなるの??


食物の殺菌はどうなるの??  
※胃酸のpHは1-2,強酸で解毒などや殺菌作用もあります。

もともと日本人は胃の状態が悪く胃酸の分泌も欧米人に比べても少ないのです。

胃酸過多、という人はまずいない・・

子どもは大人に比べて胃酸分泌量が少ないです。それを抑制したら成長に支障が出るのは必須。


そして胃酸も胃の粘膜もそれを作り出す材料は『タンパク質』


口から食べたものでしか材料は調達出来ません。
胃の不快な症状を取り除くための薬剤投与なのにそれを使うことで胃壁の修復も胃酸を作り出すことも出来にくくなる状態があっていいのか?

しかも子どもに。

食べたものは胃に運ばれて胃酸でドロドロに溶かして粥状にします。

消化に大切な胃酸が出なかったら・・・

ドロドロに溶かして粥状になりません。早い話が消化不良です。


未消化のものが腸に運ばれるとまた別の問題が出てきます。(LGS (Leaky Gut Syndrome)腸管壁浸漏症候群 といって腸壁に目に見えない穴が空き、本来通過できない食物の分子が大きいまま通過して全身に悪影響を及ぼす状態になる可能性が高いです。)


治療のため、とはいえこのリスクをどのようにするのがいいのか?


もっというと本当に子どもにこの薬を使わなければならないのか?


胃酸の逆流だとしたらもっと違うアプローチはないのか、と思ってしまうのです。


胃酸抑制剤が 安易に子どもに処方されないことを願います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

表示テストです

てすとてすと

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする