味覚を守る役目
三角食べをするには、どんぶり物のような一品料理?では出来ない。
分かりやすく言えば、日本の昔からある「一汁三菜」。つまりご飯を中心にした3品のおかずと言うこと。(一汁一菜は禅僧の食事)
三角食べをすると、ご飯とおかずを口の中で混ぜながら、違う食感や素材・食材の味やその味付けの濃淡などが感じられるようになっていいと言う。
これは実は小さい子どもの味覚の発達に重要な役目を果たしている。
食材単体の食感や味が好きでない、苦手でも一緒に合わさって複雑な味になれば食べられてしまったりする・・・これは子どもの偏食防止にも繋がると思う。
生の野菜はダメでもゆでたり、味を付ければ食べられると言う例もあるように、ちょっとした調理の工夫、食べ方の工夫で結構食べられるようになる物だ。
子どもが一旦「これ嫌い! 食べられない」と言っても、親はひるむことなくあの手この手で工夫することによって、すぐに食べられるようにならなくとも、一生のうちにきっと食べられるようになることもありうる、と言うこと。
決して親子で「嫌いなんだから食べない、食べさせない」ではなく気長に無理強いせず、味覚を育てる意味でも長い目で取り組むといいと思う。
味覚の発達は一生に渡って重要だからだ。食事は美味しく楽しく食べるためにも・・
血糖値を上げない食べ方・・・低血糖症の人は是非実践を!
血糖値を急激に上げてはいけない、低血糖症の人、勿論糖尿病の人も是非実践して頂きたいのが、「食べる順番」
栄養療法を行っているクリニックなどで管理栄養士に栄養指導と食事指導をされたときに、言われるのがこの食事の順番。
「ええっ~、そんな細かいことまでしなくちゃいけないの?」と、思うかもしれない。自分の好みで食べたいものから食べていたわけで、その食べる順番まで気を付けなければならないのか?とちょっと気が重くなる人もいるのでは?
けれどちょっと考えて見ると、このちょっとした工夫で、血糖値が上がりにくくなり、ひいては体調も精神的にも安定するなら、こんな簡単でやりやすいことはない。
まず、1・生野菜などのサラダ、これがないときはゆでただけの
野菜から食べ始める。もしくはみそ汁、スープなどの汁物、ついでに中の具も食べる。(みそ汁やスープ類は野菜などを沢山入れた、具だくさんがお勧め。
野菜の栄養素も汁ごと頂けるのでいい。)
それから2・肉や魚、豆腐、豆類などのたんぱく質のもの。
1と2は逆でもいい。
そして最後が3・ご飯。それも少しずつ。一口目にがばっと食べないこと。
最悪なのが特に白米を一番最初にほおばってしまうこと・・炊きたてのしかもこの時期の新米はやりがちだけれど、心して最後に・・
注意したいのは、1・のところの生野菜とゆで野菜。味付けは勿論砂糖は使わないものがいい訳だけれど、市販のドレッシング、ケチャップ、ソース、マヨネーズ(入っていない物も一部ある)などには砂糖などが入っているので気を付けて、どうしてもかける場合は少量。
生野菜もいいけれど、ゆでただけの野菜(または蒸す)も美味しいので是非試してみて欲しい。インゲンやサヤエンドウ、キャベツ、かぼちゃ、これからが旬のブロッコリー、定番のにんじん、ジャガイモなどの芋類、塩ゆでしただけのものでも十分野菜のおいしさや甘みが感じられて美味しい。
そしてゆっくり噛んで食べることも、血糖値を上げにくくするので、これも忘れてはならない。
食事は楽しく、美味しく!