貧血を考える2- 私は貧血ではありません

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私は貧血ではありません

有経の女性の6割から7割、つまり10人中6、7人は貧血であるといわれています。
この貧血は『鉄欠乏性貧血』といわれるもの。

有経の女性だけでなく成長期の子ども、もちろん栄養欠損の人、そして何らかの病変があって鉄欠乏性貧血になっている人、と様々。

一般の病院ではヘモグロビン値が(基準値) 男13.5-17.0  女11.5-14.5 g/dlとなっています。注・各医療機関で数値に幅がある。

数値の下限、つまり男性13.5・女性11.5あれば医師から「あなたは貧血ではありません」とか「貧血は問題ありません」と言われる。

実際私もずっとそう言われ続けていました。

これだけ低いと昨日あげた(こちら)貧血が原因となるあらゆる症状が出る可能性があります。

けれど医療機関では貧血はないことになっていて、貧血ではないことが前提で色々な症状の診断や検査・治療・投薬が行われてしまうことで弊害が出ていることもあります。

そして一番困ったことは貧血である当の本人が全く貧血だと言うことを自覚していないのが大半であるという事・・・

色々な症状が出ていてもこれらが貧血から来るものと医師でさえ認識していないから、無理はないのだけれど・・・

だから皆さん「私は貧血ではありません」と言うのだそう。

栄養療法では貧血に関して非常に重きを置いています。

それは貧血があることで全身状態が悪くなるからで血液中のヘモグロビンが少ないということは、体中くまなく酸素を運べないことを意味しています。

人間が生きて活動して行くためには十分な酸素を呼吸からと血液中から利用しています。

貧血は血中の酸素が十分運べないということで、体全体に酸素が十分運べず、体全体が『酸欠状態』ということです。

酸欠状態であったなら、医学的な詳しい知識がなくても体にとっていい状態ではないのではないか?と想像がつくのではないでしょうか。