検索語で多い『スポーツの後の頭痛』『運動の後の頭痛』
このブログにたどり着く検索語でずっと続いているのが『スポーツの後の頭痛』『運動の後の頭痛』
私は1つの原因に、スポーツの途中やその後に飲むスポーツドリンクや栄養ドリンクに含まれる砂糖やブドウ糖類、カフェインではないかと考えていました。
知り合いのお子さんにも「スポーツをした後必ず頭痛がする」という方がいらして、スポーツドリンクを飲むかどうかを聞いた事がありました。
そうしたらやはり脱水や熱中症が恐いからと、スポーツをする前から、その間、そしてスポーツの後かなりの量のスポーツドリンクを飲んでいたことが分かりました。
そのお子さんは成長期でもあり、貧血も多少あったがどうも低血糖症気味でもありました。
スポーツドリンクを飲むことで頭痛が起こす確率を高めていたのはあるようでした。
このブログのログを見ていると必ずといっていいほど、毎週何件かこの検索語でたどり着いています。
夏はさすがに多かったけれど、寒い時期もずっと続いていて、つまり一年中・・・
スポーツと頭痛とマグネシウム欠乏
この間読んだ本にまさに運動とマグネシウムの関係、そして頭痛や筋肉の引きつりや痙攣などなどが書かれています。一部引用。
運動で筋肉が矢継ぎ早に収縮と弛緩を繰り返すときに、もしカルシウム(収縮の始動物質)が過剰で、マグネシウム(弛緩の始動物質)が過少であると、筋肉けいれんと乳酸の堆積が起きる。
スポーツ選手やコーチの大部分が認識していないが、およそ運動選手が摂取すべき栄養素の中でも、マグネシウムが最も重要なものの1つである。
中略
フロリダのある高校のアメリカン・フットボール・チームのコーチには悩み事があった。選手達がしょっちゅう脚のけいれんを訴えたからである。そこでコーチは、ある酷暑の日の過酷なゲームに先立ち、プレーヤーにカルシウム・サプリメントを飲ませたのである。
ゲームが後半に入ると、11人の選手が方向感覚を失い、歩くことさえ困難になった。ろれつが回らなくなり、筋肉けいれんを訴え、全員の呼吸が荒くなっていた。1時間を経ずして、8人が本格的な発作状況に陥り、2人が反復発作を起こした。最も重い症状を示したのは、1番激しいプレーをした選手たちであった。それ以外の13人が頭痛・かすみ目・筋肉けいれん・吐き気・脱力感を報告している。
『奇蹟のマグネシウム』から一部引用
その後の記述で、ゲーム前にマグネシウムが欠乏したファスト・フードを食べ、リン酸が多く含まれている炭酸飲料を飲んでいた事。
激しい運動により大汗をかき、マグネシウムの損失が増大した上(汗をかくことで大量に失われるミネラルの1つ)カルシウム・サプリメントを摂ったことでますます体内のマグネシウム量が危険レベルまで低下してしまったのだといいます。
☆カルシウムとマグネシウムは常に2つセットで働きます。どちらかだけ大量に摂るとバランスを崩します。
マグネシウム欠乏は上記引用部分の症状の他に突然心臓死の一因にもなるし、激しい運動を持続することによってマグネシウム欠乏を引き起こし突然死を招くことは、決して珍しくないのだそう。
スポーツをする事で引き起こされる体の不調は、もしかしたら汗をかいたこと、さらにジャンクフード・炭酸飲料摂取などによってマグネシウム欠乏が起きているのかもしれない。
カルシウムとマグネシウムのサプリメントはその多くがセットになって配合されているものが多い。カルシウムだけ、マグネシウムだけというサプリメントを飲む事は上記の事からもバランスが崩れ、多方面にわたる症状が出ることもあるし時には死に至ってしまう危険もあるのだ。
カルシウムを摂るときはマグネシウムも一緒に(同量が望ましい)、マグネシウムを摂るときはカルシウムも一緒に(同量が望ましい)ということを頭に入れておいて欲しいのです。