おぞましい偏頭痛にマグネシウム欠乏あり
目の前に火花とピカピカした波線・視野が狭くなる・・・これが現れるとあのおぞましい偏頭痛が程なく起こる・・・私が中学・高校、妊娠中に何度か、そして子育てしたていた間にも何度か激しい偏頭痛を起こしています。
もうこの痛みは死んでしまうのではないかと思うほど強烈。眼球も痛い、目の奥が痛い、頭が割れると思われるほど痛い・・・
時に吐き気、実際に吐いたことはないけれど吐く人もいます。
自分は悪性の脳腫瘍なのではないか?何か生命に関わる病気なのではないか?と何度疑ったことでしょうか。(場合によっては脳腫瘍の可能性もあるので、自己判断せず病院での受診をお勧めします。)
頭痛薬を飲んでも全く効果がない。部屋を暗くしてひたすら耐えて寝ているしかない。半日、またはそれ以上続く。もちろんその間はトイレにさえ行けない、食事も摂れない。
治まっても頭を動かすと軽いめまいと共にまだ鈍痛が残っている・・・
低血糖症のことや栄養欠損、特にタンパク質不足と鉄不足による貧血の事を知るにつけ、原因は1つではないけれどあの頃の偏頭痛の原因の殆どがこれらだったと納得しています。
マグネシウムに関する本を読んでいて驚きました。
昨日、スポーツと頭痛などの関連を書いたけれど、偏頭痛にもマグネシウム欠乏が大いに関係があるのだといいます。
偏頭痛のメカニズム
昨日の『スポーツの後の頭痛』と並んで多い検索語は、「目がチカチカする」「眼球の痛み」「目の奥の痛み」など。
マグネシウム欠乏で偏頭痛の起こるメカニズム
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- 更年期以前の女性では、月経前に血中マグネシウムを骨や筋肉へと移行させるため、脳内のマグネシウムレベルが低下する。
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- マグネシウム量が少ないと、カルシウムによる血液凝固作用を阻止するために働くマグネシウム本来の働きが出来ないため、小さい血栓を作りやすくする。この小さな血栓が脳の細い血管に詰まり、偏頭痛を起こすとされている。
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- 脳内マグネシウムが減少する事で、神経伝達物質の過剰な活動や神経興奮などを起こしやすくして偏頭痛を誘発する。
マグネシウムの働きとして、血管を弛緩・拡張させる作用があるので、偏頭痛の原因となるけいれんや収縮を軽減がされる。
また、脳の神経伝達物質と炎症性物質を制御する。
乳酸の蓄積も防ぎ蓄積を減らすことで筋肉緊張を減らし、頭痛を起こしにくくしている。参考『奇蹟のマグネシウム』より
また偏頭痛のきっかけになってしまうほかの要因は、妊娠・月経・アルコール・ストレス・ある種の利尿剤(この他の薬剤も可能性がある)。
これらすべて体内や筋肉内・脳内などのマグネシウム量を減らしてしまう原因となる。
偏頭痛は低血糖症でも起こるし、極度の貧血なども関係してくる。
また、銅の不足によってもおこるとされているやっかいな頭痛。
頻繁に偏頭痛が起こる方は、一度マグネシウム不足を疑ってみた方がいいのかもしません。
マグネシウムは現代人にとって実に欠乏しやすいミネラルで、よほど気を付けていないと食事から摂るべきマグネシウムも減ってしまうから注意が必要です。
★注・マグネシウム欠乏でも、マグネシウムだけ摂取するのは危険。熟練した栄養療法医の指導の元、処方してもらうこと。