ごはんを食べないという選択・『ごはん』の量について3-5

ごはんの量

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大概の家庭は白米でしょう。
中には健康志向で玄米。ちょっと前に流行ったと聞いている発芽玄米の家庭もあるでしょう。

以前にも書いたけれど、甘みが強く粘りがあるような「美味しい」と言われているブランド米。
ササニシキとかコシヒカリとか・・・このような米はやはり米の中でもどうも血糖値を上げやすいようです。

日本人の主食とはいえ、以前よりはその消費量が大分減っていわゆる「米離れ」が言われて久しい、と時々聞きます。

血糖調節異常(血糖調節障害)の治療を専門医の元で始める時、「炭水化物(糖質)を減らす事」をいわれると先日書きました。

もちろんお米もその対象。

・ごはんは食べないようにいわれる人

・なるべく食べないようにいわれる人

・食べるなら玄米に、といわれる人

・玄米でも控えるようにいわれる人

医師によって、また患者(その人)の状態によって全く異なります。

けれど目指す共通の事は、糖質を食べる事によって変動する血糖値の幅を緩やかにするのが目的です。

私の個人的な考え・感想だけれど、血糖値を上げないための「玄米信仰」みたいな物はちょっと疑問な部分もあります。

玄米は噛むのに時間が掛かります。回数噛まないとならないから、血糖調節異常(血糖調節障害)の人に多い、顎関節症の人には負担が掛かるし、胃腸機能もイマイチなので難しい。

胃の状態がしっかりしている人でないと、結局消化不良や吸収が悪かったりしてこれまた胃と体に負担が掛かってしまいます。

胃の状態・・・胃酸が十分出ているか、その濃度、胃の粘膜の状態も考慮すると不向きな人も・・・

貧血がひどい人は、せっかく摂ったヘム鉄が排出されやすくなったりもするし・・・・

玄米がいいからと食べ始めて、体に負担が掛かるときは是非主治医に相談するといいです。

ここで大切なのは玄米であろうと、玄米入り、雑穀、我が家のように胚芽米+麦+発芽玄米のようなブレンドとしても、今まで通りの分量は食べないことが必要だと思っています。

今まで食べていた糖質の量を一気に減らすのも非常に大変だし、それだけでストレスが増してしまいますし、かえって低血糖を起こしやすくなったりします。

少しずつ減らすのも一案だけれど、「○○にしたから、今まで通り食べても大丈夫。」は別問題で危険。

『あえて食べるなら、血糖値を上げにくい未精製の糖質を食べてもいい』のであって、今まで通りはもちろん、今以上に食べないで欲しいです。

調整は難しいです。

我慢のしどころ。

これがごはんになると頭の切り替えが非常に難しい。

日本人はご飯を主食にして日々食べてきたから、ご飯を少し、または食べないなんて選択はあり得ない位の「常識」が身についているから厄介です。

未精製であろうと私はご飯茶碗にかなり多くても半分でいいと思っているし、(私の場合)その日その日で増減するのも大事。

なかなか症状が落ち着かない、という人は糖質の量も見直すといいと思います。

何回も書くけれど油断して今までと同じ量を食べないようにしたいです。

血糖値を安定しやすくすることと、インシュリンの節約、ご飯を減らす事で他のタンパク質のおかず量を増やして欲しいからです。

ただ、これらの事は食べる量も含めて主治医に是非相談して欲しいです。
何故なら人によって食べていい量が違うから。

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てすとてすと

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