私の離乳食セミナー冒頭でお伝えすること・・
離乳食の話の前にこれです
「なんの関係もない」と思われるかもしれませんが、実は大あり
お話を進めていくと、みななさん頷きます
お母さんが元気じゃないと子育てできませんもの
授乳はもちろん おしめ替え 肌着などの着替え 入浴 一般的な家事(調理・食器洗い・洗濯・掃除・上のお子さんの育児など)
ご夫婦やジジ・ババのサポートがあったとしてもやっぱり体は資本
自分の体が生きていくための食事とおっぱいを出すための食事
そして何より出産で傷ついた体の修復にたくさんの栄養が必要なのです
産後の体は交通事故での重傷状態
おなかの中って外から見えません
10ヶ月赤ちゃんがいた子宮
出産の時に通ってきた産道・・
ダメージが一番わかりやすい外性器の裂傷や破断
帝王切開だったらもろにおなかに傷跡があるのでわかりやすいでしょう
帝王切開の場合、腹筋を切っているのでそれがくっついて元通りに機能するには最低でも3-4ヶ月かかります
その間、顔を上げたり下げたりも切ったところが痛いですし、階段や坂道もつらい
洗髪もできない、おなかに力が入らないので重たいものなどは持てない・・などなど くしゃみもできません
腹筋ってこんな時にこんな風に使っていたんだ、と再認識するほど・・
これってかなりのダメージです
そして帝王切開であろうとなかろうと子宮内膜はかなりの傷を負っています
何しろ10ヶ月胎児を育てるのに重要な役割をしてきた胎盤が内膜からはがれ落ちるのですから・・
毎月ある生理の時の内膜がはがれるのとは訳が違います
胎盤は大きければ大きいほど傷も大きくなります
そんな交通事故の重傷くらいのダメージの体
普通分娩もしっかりとした状態になるまで半年くらいかかる方もいるといいます
そんな体は勝手によくなるわけではなく、修復していくには修復するだけの「材料」が必要です
材料がなければ修復できない・・
その材料になるのがタンパク質であったり、鉄や亜鉛などのミネラル、ビタミンAであったりビタミンB群であったり・・書けばたくさんあります
材料はどこからか??
口から摂った食べ物から必要なところに使われて行きます
産後の体の修復だけでなく、母乳を作り出さなければなりません
なので私たちが思っている以上に安静にして過ごすこと、材料となる食べ物をしっかり食べることが大切になります
産後の体をできるだけいたわってください
ご主人をはじめ周りのご家族はもちろん、友人知人の皆さん、どうぞ産後のお母さんをサポートしてください
産後を大事にしないと女性の体は中年以降、更年期以降にかなりのダメージとなってほかのところに不具合が出ます
産婦さんご自身もどうぞ無理しないでゆっくり休んで栄養のあるものを食べてくださいね
次回 東京での離乳食セミナー
「誰も教えてくれない、本当の離乳食の話」
3月17日土曜日 1330-1630 終了しました
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