資格更新講座でさまざまな『感染症』について学んできました
今年は手足口病が全国で爆発的に流行っているとのこと。
子どもが罹る病気として知られていますが、大人にも移ります。
子どもの病気(感染症)が移るのは手足口病だけではありませんが、大人が罹るとほぼ間違いなく重症化することが分かっています。
肺結核が増えている背景・・
今回の話で特に興味深かったのは
「肺結核」の感染源。
昔は牛乳が感染源だったそうです。
牛は結核菌をもともと持っていて牛由来の結核菌に人間が感染することが多かったとか。
なぜかというと昔は牛乳の殺菌法が今のようなものではなく、殺菌せずに飲んだり殺菌が不充分だったから。
今の牛乳は 殺菌することが決められていてその一つに「ウルトラプロセス」といって120-130度の高温2秒殺菌するものがあります。
そのほかいくつか方法がありますが、低温殺菌牛乳がブームになった時期に殺菌が甘く結核が増えた、というデーターもあるそうです。
低温殺菌では現在63度以上65度以下、30分と決められていますが、当時は60度くらいで殺菌していたケースもあったとかでそれだと
「結核菌は死にません」とのこと・・
そして低温殺菌牛乳を選ぶのならえさも調べた方がいいそうで、例えばアメリカからの輸入の干し草をえさにしている場合はその干し草自体に結核菌が付いているので注意が必要、なのだそう。
感染症を予防するには?
感染を予防する方法の一つとして『ワクチン』がありますが、これも感染の種類によって決められた回数を受けないと意味がないし、栄養状態が悪いとワクチンは定着しません。
例えば貧血が強い子どもや低栄養の高齢者などは副作用が出やすくなるばかりで効果は望めない、と。
高齢者が打つワクチンでよく知られているのが『肺炎球菌ワクチン』
生涯で1回受ければいいとされていますが、その理由がなんと!
2回受けるとアナフィラキシーショックを受け、死亡率が高くなるからだとか。コレはびっくり。
ワクチンについては受ける、受けないで賛否両論ありますが、受けても大概10年でその効果が切れることが分かっているそうですので受けるのなら10年ごとの摂取が必要であるし、子宮頸がんワクチンは最低でも5回接種しないと本当は意味がない、と聞いて新たに勉強になりました。
分子整合栄養学での感染症予防はやはりタンパク質の十分な摂取、栄養指針であるアルブミン(アルブミンについてはこちら)を下げないこと、
ビタミン・ミネラルのバランスを整えること。
そして腸内環境を整えることもとても大事になってきます。
腸の粘膜をはじめ、体の中外の粘膜強化も大事ですがこれも栄養状態が大きく関係します。
お食事を大切にして睡眠時間・休養時間を意識して確保してストレスもためないことが大切になってきます。