そもそも『マクロビ』とは
正式にはマクロビオティック(Macrobiotic)というらしい。
私がこのマクロビを知ったのは、低血糖症の事などをネットサーフィンをしているときでした。
ずっとこのテーマで書きたかったのだけれど、関連本も読んでいなかったし、疑問が多かったため見送っていました。
まずはウィキペディアをご覧下さい。
マクロビの創始者は「桜沢如一・(ゆきかず)」で、現在のマクロビは桜沢氏がアメリカで広め、逆輸入の形で日本にも広まったもの。
桜沢如一といえば、去年「シュガーブルース・砂糖病」の事を紹介したけれど、この本の著者・ウィリアム・ダフティが桜沢氏と出会い、低血糖症を克服したというエピソードの中に出てきます。
『砂糖病・・・甘い麻薬の正体』を読んで1から7 08年9月13日-15・17-20日
その他現在では欧米を中心に世界中に広まっていると聞きます。
ヘルシーで理にかなっている、病気が治った等々で人気があるようです。
マクロビオティックの方法一部
非常に平たくいうと、自然農法で育てられた作物を地産地消に近い形で食べるということ。
調味料も化学調味料などは一切使わず、例えば発酵食品であるしょうゆなどは、原材料にこだわり2年以上醸造したもの、など決まりがある。
肉や魚を食べず、卵や乳製品も基本的に摂らない。病気の時や体調がすぐれないときは少量の卵はいいとか、小魚なら少しは食べていいとか色々な解釈や方法があるようで解釈は様々。
厳格なマクロビからゆるマクロビといわれるまであり、関連する本もたくさん出ています。
食材を陰と陽に分け、その土地に住む人の生活様式や体質から食べ物の陰と陽をバランスよく摂っていくといったようなことのようです。
マクロビというと、玄米菜食のイメージがあるけれど、そんなに単純な事ではなく、多方面に渡り組み合わせて食べ、総合的によりよく生活していく事を目標にしている。
例えば日本の気候風土、日本人には必ずしも肉は食べなくてもいい、としていてなぜなら肉は陽性が強いので、合わないから、というのが理由。
けれど絶対にだめというわけではなく、「まれに必要なケースでは取り入れることを選ぶ」といいます。
哲学的、思想的な意味合いも濃いように感じますが、アメリカでは功績を称えられ歴史博物館に資料蒐集されたり、1999年には全米下院で業績を認める決議がなされたりしているとか。
これだけ読んでもちんぷんかんぷんだろうけれど、もっと仕組みを知りたい方は図書館などで本を探して見ることをお勧めします。
関連本を読む限り、巷でしているマクロビは「なぁ~んちゃってマクロビ」に近く知れば知るほど奥が深く単なる玄米菜食でもないし、肉を食べない食事法でもないところが興味深いです。
食事、というより哲学的、Wikipediaにもあるように思想的です。
明日からマクロビを勧めない理由を少しずつ書いていきます。