『甘い!!と思った時点でインシュリンは分泌される1-3』・・・・
10月7日続き
「甘い」と感じただけでインシュリンは分泌される・・・
血糖調節異常(低血糖症)の人にとって、いかにインシュリンを分泌させないための工夫が大変か、よくお分かりいただけたのではないでしょうか。
体調が悪いときほど、栄養が足りていないときほど(エネルギー不足も含む)私の経験からも甘いものが欲しくなります。
甘いものでなくとも食べやすく消化も早い(つまり血糖値を上げやすいとも言う)精製された炭水化物(糖質)も食べたくなります。
体は知っているんですね・・
「甘い!」と舌が感じたら、血糖値は上がらなくてもインシュリンが分泌されてしまうといいます。
この分泌される量は実際にその甘い物が口や食道の粘膜から徐々に吸収され、胃、腸に消化されながらもっと吸収されるときよりは、わずかだというけれど「甘い」と感じただけではなく、当然その甘さに含まれている糖分に反応してそれなりのインシュリンが分泌されるのはご存じの通り。
そのインシュリン分泌量が多いか少ないか、頻度がどのくらいなのか?
当然だけれど分泌量が多く、しかも頻繁だと次第に疲れて調節がつかなくなってくる訳で膵臓も血糖をあげるためのホルモンを分泌している副腎も疲弊してきます。
膵臓や副腎が働き過ぎになるのです。
この働き過ぎが続くと、適正にインシュリンが分泌されず、血中の血糖の量が適切に保てなくなり最終的には糖尿病になってしまうリスクが高くなります。