生活習慣病予備軍 4-4 高校生だけだろうか?

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高校生だけだろうか?

今回、新聞に掲載された生活習慣病予備軍のリスクが高いというデーターは高校生だったが、果たして高校生だけだろうか?

私は幼児から高齢者までのかなりの広範囲で日本人はかなり危ない食生活の状況にあると共に、生活習慣病をはじめとする病気のリスクは高まっているのではないかという感じを持っています。

戦後経済が安定し、急激な経済成長と共に食生活も変わりました。
☆戦後食糧事情(生産方法・輸送方法・輸入食材等)が変わってきました。

欧米化したのが問題、とする記述も多く見られるけれど、これはマイナスの面ばかりではないと思います。

欧米化によって栄養状態は飛躍的に伸びたのも事実だといえるし、欧米化すべてが悪いのではなく、食事の内容、摂取する食品の量が問題となっています。

寿命も飛躍的に延びました。

本来の日本の粗食では、ある意味こんなに寿命は延びなかったのは歴史の資料からも証明されています。

鍵はやはりタンパク質、特に動物性タンパク質の比率が伸びたこと。

ただ、栄養の摂り方、量に問題が出てきています。

食材が豊富になり何でも食べられるようになって『飽食の時代』とも言われているから誰も自分たちが栄養が足りなくて具合が悪くなっているとは思わないでしょう。

この時代、足りているものは過剰なほど摂っていて、体に必要な栄養(栄養素)は著しく足りない、ということが実はあり得るというのを是非日々の食事を見て見直して欲しいです。

また高校生達が食べているであろうスナック菓子、清涼飲料水なども、「食べるな」ということでは決してなくて(もちろん低血糖症などの困った症状がある人は避けるべき)食べる頻度や量、食べるタイミングなどをかなり気を付けないといけないのは確か。
さらに気を付けたらいいのは添加物とか甘みを何で作っているか?とか、ちょっと気にするだけで変わってきます。

そして今回調査対象になった高校生ばかりではなく小さい子どもから高齢者まで、もっと栄養の事を知って欲しい、と思います。

人間にとって必要な栄養、食べ物をどのように食べたらいいのか?真剣に考えないと、とんでもないことになりそうで怖い。

人生80年といわれる。心身共に健やかに過ごすためにみんなで考えて取り組んでいって幸せに暮らして欲しいです。

※最近では人生100年時代といわれています