新米の季節 白いお米はみんなのあこがれ?

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白いお米はみんなのあこがれ?

真っ白い、純粋なお米をこよなく愛している日本人。

私もつい4,5年前まで白米を何の疑問もなく食べていました。

私の母などは白米が好きだったし、白いご飯にあこがれていました。

それはひもじい戦争をくぐり抜けて来たから余計なのかも知れないですけれど、炊き込みご飯とか混ぜご飯とかが嫌いな人で「ご飯を汚して食べたくない」とまで言って、私は結婚するまで余り炊き込みごはんを食べた事がなかったくらい。

白いごはんこそ最高のごちそう・・・。

そう思う人が多いのも知っているし、日本人の主食は米。

私の知っているお子さんがどうも血糖調節異常(低血糖症)らしいと分かったとき、なるべく食べないものとして「白米・パン・うどん・ラーメン・パスタなどは食べなくても大丈夫だから、なるべく食べないように」と言ったら、思いっきり引かれてしまいました。

「ごはんを食べないなんて・・・それはちよっと受け入れられない・・」

それ以来ちょっと気まずい・・・。よっぽど変わっている人だと思われているだろうなぁ。白いごはんがよくないなんて・・・。受け入れられる方が珍しいですもん。

美味しいお米こそご用心

血糖調節異常(低血糖症)の人にとって、何より糖質である炭水化物を極力避けることが回復の早道であ、第一歩。(炭水化物の中にはお米も入る)特に精製された物は食べない、未精製の物も極力食べない、くらいの勢いでないと、効果がなかなか出ない人もいます。

また人によってはお米自体が血糖値を非常に上げてしまう食材となっていることがあるのも事実です。

マクロビの事について書いたとき、関係の本に血糖値を上げやすいお米があるから注意するように書いてありました。

マクロビにおいての血糖調節異常(低血糖症)の治療は、分子栄養学に基づいて行う栄養療法とは全く逆で、糖質である米、もちろん精製されていない玄米などをしっかり食べるように指導していました。

関連本の中に「玄米の中でも米の品種によって血糖値を上げやすい」という記述があって、その時は読んでも意味が分からなかったのだけれど、私の友人で栄養療法のカウンセラーをしている人が教えてくれました。

「美味しいお米っていうのは、食べて甘みを強く感じるように改良して作っているから、糖質が高くて血糖値を上げやすいの」だといいます。

ほほっぉ~。

そうかぁ~。

実際に甘みもある訳で、もっちりしている米、美味しい米はその傾向が強いのだとか。

納得です。

食べる人が美味しいと感じるように改良に改良を重ねて高級品種となっているのです。

コシヒカリとかササニシキとか美味しいと評判のブランド米がそれらにあたります。

玄米ならまだ食べてもいい、と医師や管理栄養師などから指導されていらっしゃる方もいるかも知れない。

けれど玄米は消化にかなり負担がかかるので胃弱な人が多い日本人は注意が必要です。

けれど糖質が高い米もあるというのを頭に入れてお米を選ぶのも必要だと思います。

白米より分付き米の方が血糖値は上げにくいけれど胃弱な人には向きません