やっと重い腰を上げた、厚労省・・SSRIと暴力行為1-2 やっと危険性を認めた・・

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やっと危険性を認めた・・

昨日の夜、読売新聞のネット版に載った記事。

海外でもかなり問題になっていた事だけれど、日本のメディアではなかなか取り上げられていません。

何年か前に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画、『ボウリング・フォー・コロンバイン』(Bowling for Columbine・マイケル・ムーア監督)で銃を乱射して多くの高校生や教職員の死者を出した事件の犯人はやはり向精神薬などを処方・服用していてその影響が言われています。

またこの事件に限らず海外における銃に関する事件などはこれらの薬の影響が言われています。

日本に於いても代表的な一例として、大阪の小学校で起きた殺傷事件の犯人も薬の処方・服用が確認されています。

私にしてみれば厚生労働省がSSRIを中心に5製品を使用上の注意を改訂したというのは、遅すぎる対応だと言わざるを得ません。

読売新聞ネット版より全文を引用

【抗うつ薬服用で攻撃性増す症状、厚労省が注意改訂へ】

抗うつ薬を服用した患者に、他人に突然、暴力をふるうなど攻撃性が増す症状が表れたとの報告が約40件寄せられたため、厚生労働省は8日、「調査の結果、因果関係が否定できない症例がある」として、使用上の注意を改訂することを決めた。

対象となるのは5製品で、うち4製品はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)。

厚労省などは、を服用し、他人を傷つける行為が実際にあった35件と、傷害などにつながる可能性があった4件の副作用について詳しく調査。

SSRIのパキシルなど3製品を服用した4件について、「他人を傷つける行為との因果関係を否定できない」と評価。ほかの2製品も含め、改訂を決めた。

そううつ病のうつ症状やアルコール依存症などがある場合、その多くは薬を処方されたことで、症状が進んで攻撃性が増し、傷害に結びついた可能性があることが分かった。

新しい使用上の注意では、症状の悪化があった場合には、薬を増やさず、徐々に減らして中止するなどの慎重な処置を行うよう求める。

SSRIは、従来の抗うつ薬よりも副作用が少ないとされ、うつ病治療に広く使われている。国内でも100万人以上が使用していると推定されている。
(2009年5月8日21時42分 読売新聞)

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