免疫力を上げる・・・白血球を増やす
免疫力を低下させないことも大切。前回までにも書いたけれど、免疫力には栄養が深く関わっています。
日々の食事で免疫力を上げる努力はしなければならないのです。
特にタンパク質は血液全般を造り出す重要な『材料』で、材料が十分なければ、当然のことながら造り出す事はできません。
ご存じのように人間の体はタンパク質で出来ているし、代謝も含め体の隅々に必要とされ利用されています。
十分なタンパク質が体にないと、どこかで足りなくなり、すぐに影響は出なくともそのうちにしっかりつけが回ってくる。
感染症にかかる原因の1つにも、タンパク質不足が関わっているといえるのはここにあるのです。
感染症と闘うのに重要な役割をしているのが白血球で、上記のことからも白血球を減らさないようにしつつある程度の数を保ちながら、少ない人は白血球を増やす事も1つの感染予防に繋がります。
白血球の数は大体標準値で3000~9000(/μl)で、いつも書いているように、標準値に入っている3000台だからといって安心してはいけません。
3000台では免疫力がかなり低く、感染症にかかりやすいと考えるべきです。
風邪を引きやすい、引くと長引いてなかなか治らない、けがをしても化膿しやすいなどの日常によくあるこれらのことも、免疫力が低下している証拠なのです。
(理想値は5000-6000)
それと色々調べていたら体温低下も免疫力が下がっている1つのサインだと言う。(体温が上がらない原因の他の理由の1つにはタンパク質不足などからくる貧血も関わっている。)
感染症にかかると白血球が減る病気と逆に増える病気があります。
白血球が減る病気は主にウィルス感染によるもので、インフルエンザ・ノロウィルス・エイズ・風邪e.t.c.
子どもに多い病気では、水ぼうそう、おたふく、突発性発疹、手足口病などなど。(これらの子どもの病気は、免疫を作る上でも子どもの時にある程度罹るほうがいい場合もある。)
白血球が増える病気は主に細菌感染によるものが多い。色々な病気があるけれど、分かりやすいものを書くと、結核・歯周病・サルモレラ菌などによる食中毒・ピロリ菌感染による胃潰瘍など・膀胱炎・とびひ(伝染性の皮膚病)e.t.c.
白血球の数を増やすこと・・つまりタンパク質をしっかり食べることが必要になってきます。「タンパク質食べている」という人が大半だと思うけれど、食べているだけではダメである程度の量を食べなければ免疫力が上がるのには繋がってこないです。
そして当たり前の事だけれど、これがなかなかできそうでできないですが、生活のリズム全般を崩さないこと、睡眠・食事の時間・適度な運動・ストレスとの上手なつきあい方などなどが大切になってきます。
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『やっぱりタンパク質を摂って免疫力を上げよう 免疫力を上げる-インフルエンザ対策』